廃王国の六使徒 ~親の遺産と美貌しかない無職、仲間が最強なので無双する~

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「六使徒」シリーズ

暴力・残酷描写

  • ファンタジー
  • 異世界
  • 万人向け
  • 美青年
  • ブロマンス
  • ゴシック
  • 魔法
  • ハイファンタジー
  • シリアス
  • ダーク

完結

全32話

全153801文字

26pt

2020.01.10公開

2020.02.09更新

最強の悪人たちしか生き残れない呪われた街、百塔街。 この街生まれのアレシュは、天才的調香師だった父の莫大な遺産を食い潰しながら暮らす美貌の青年だ。『無能』で『無職』な彼だが、百塔街を愛する気持ちは人一倍ある。 ある日、百塔街を浄化しようと、最強の司祭が乗りこんできた。 ありとあらゆる奇跡を起こしまくる善意の暴走特急を前に、『無能』のアレシュは百塔街最凶の悪人たちをそろえて立ち向かう!

第1章 愛こそすべて

第2章 階段と扉の多い館

第3章 聖者は死体を踊らせる

第4章 悪人たちの竜退治

第5章 善意の迷宮

第6章 それでもあなたを赦します

第7章 廃王国の六使徒

この作品の評価

26pt

まずは、廃王国の六使徒の復活を祝いたい。刊行していたレーベルが無くなり、宙ぶらりんな状態でシリーズ途中となってしまったこの物語を、作者のデビュー作オペラシリーズ同様に愛していた身としてはとても辛く、長い間続きを待ち望んでいた。叶わぬ願いか…と思っていた矢先の、作者のリブート宣言を目にして驚天動地ーー神は願えば思いを叶えてくれるものだと大袈裟にも考えたものです。感無量。 さて、久方ぶりに再読した悪党たちの物語は、加筆もあってか終始新鮮な気分で読めた。笑ったり、ほろりとしたり、作者独特の言い回しや文体に惚れ惚れしたりと、発売当時に夢中になって読んでいた頃のわくわくとした気持ちを思い出しながら迎えた大団円。最後の最後にタイトルである『六使徒』の意味に胸を打たれて幸せな溜め息が零れた。 読書の醍醐味ですね(笑) リブート前の、元のオリジナルをまた読み返したい気分になります。 個人的に大好きな推しキャラであるミランとクレメンテの獅子奮迅の活躍に「あ〜、やっぱり大好きだ!」という気持ちを再確認。美しく退廃的な舞台装置なのに、やっていることは意外と少年漫画的なノリがそこはかとなく感じられるのも好きなところ。 何といっても、主人公が美貌で最強の無職ですからね!仲間たちも善人でないところが良い。彼ら彼女らなりのルールで呪われた街に生き、排除しようとする敵を退ける。そして、様々な形の愛。愛が誰かを救い、愚かにもする。自分は無力で親の遺産を食い潰すだけのとるに足らない、誇れるものは美貌だけだと思い込んでいた主人公が、とある陰惨な事件をきっかけに己と向き合い、真に目覚めていく過程は何度読んでも面白い。 一つ目の物語は主人公アレシュで、二つ目はアレシュを慕い、彼のメイドをする魔界少女ハナ、そして三つ目以降の物語の展開を期待したい。出来れば、六使徒+もう一人の物語を読みたいなあ〜

2020.02.13 04:36

トオル

1

シリーズ情報

2020.02.09公開

2020.02.09更新

作家情報

栗原ちひろ

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エンタメ職業小説家。 2005年角川書店(当時)よりデビュー。 ファンタジー、オカルト、児童書の翻案など手がけ、著作40冊以上。 代表作は角川ビーンズ文庫「オペラ」シリーズ全八冊、富士見L文庫「悪魔交渉人」全四冊など。 最新刊は小学館文庫キャラブン!「死神執事のカーテンコール」シリーズ二冊。 こちらでは作者が版権を所有しているオリジナル作品を連載します。 栗原ちひろ公式サイト https://kurihara-chihiro.jp/

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