夏の唇

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シリーズなし

  • 文学
  • 短編
  • 家族
  • 兄弟
  • 郷愁
  • ノスタルジー

完結

全1話

全2164文字

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2019.04.26公開

2019.04.26更新

少年は青年になった。その夏の思い出。

この作品の評価

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主人公の僕の、切ない初恋の話で、とても面白く読めました。アダムとイヴの園を連想させるようなリンゴから始まり、しょっぱい焼き魚の岩塩が混じった涙の味でしめる持っていき方も、踏み込めず、叶わない恋愛を印象付けるようで、上手いなあと思いました。「夏の唇」というタイトルも物語の内容を象徴しているようで良かったです。 個人的な見解ですが、おそらく兄も高野さんと同じく本を嗜んでいたのかなと思いました。同じ読書好きで気が合って、何度も会っているのかなあと。猫のポーという名前は、推理作家のポーから取ったのかなとも思いました。 気になった点としては、高野さんが兄と僕とで、それぞれどのような会話をしていたかということです。僕に足りなくて、兄にあったもの。何故高野さんは僕ではなく兄を選んだのか。語り手の僕の普段の趣味や、好き嫌いなどが詳しく書かれていたら、三人のコンプレックスな部分をより詳細に表現できたのかなとも思います。 とはいえ、非常に楽しく拝読致しました。このような作品は大好きですので、今後も執筆頑張ってください。

2019.04.29 02:21

MON

2

作家情報

三文居士

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