SantoStory:Fragments | 2019年12月
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003: 年の瀬に蛇とタピオカ屋を巡る(1)

 こんにちは、|勝呂《すぐろ》|瑞季《みずき》です。  アトリエAのバイトの犬です。  語りたいようなことが特に何も無いんですが、お前もそろそろ何か語れへんのかっていうことで、今回はしょうがなく語ります。  もともと口下手なほうで、いつも|肝心《かんじん》の時には自分が何言うてんのか分からんようになるタイプです。  みんな、何であんなにスラスラいろんなことを語れるんですかね?  語りたいこと……そやな。俺がいつも不思議やなと思ってる人のことを話そうと思います。  一度は殺しあった仲やというのに、今はなんでか仕事仲間みたいになってる、あの人のことです。  あの人っていうか、|水地《みずち》|亨《とおる》様は|蛇《へび》なんやそうです。  確かにそうやったかもしれへんな。|蛇《へび》に化けるんを見たこともあるんやけど、普段はそういうふうには見えへん人です。  |綺麗《きれい》で|控《ひか》え目? まあ、そうやと言えばそうです。  俺がずっと好きやった|本間《ほんま》先輩は、気づいたらその人のもんになってて、今や切っても切れへん|間柄《あいだがら》なんやって。  そんなアホな。そういう気がすることも、実を言うと今もあります。  |内緒《ないしょ》やけどね。  今となっては別に、敵同士という訳でもなく、俺もあの人と二人で出かけたりするんです。なんでやねん? ほんまに|謎《なぞ》でしょ。  よく平気やなと思うんやけど、向こうは平気みたいです。ほんまに?  俺のこと、一個も|恨《うら》んでへんの?  そんなアホみたいなことあるんかな。  でも、そんなふうに見えるんで、俺も時々、あれは悪い夢やったんかなと思うほどです。  あんなこと無ければ、もしかして、いい友達というか、いい先輩と後輩みたいやったんかなって。  それが時々、なんというか。残念やなと思う時も……。

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この作品の評価

6pt

かおる様 またまた新作ありがとうございます! さっそくお昼休みに読ませていただきました。 とおるちゃんとあきちゃんが幸せそうなのもうれしいですが、 おぼろちゃんが暁雨さんと幸せそうなのもとってもうれしいです。 特に白川編でおぼろちゃん、こんなことが過去(白川編)にあったんだ、 神戸編の時は想像できなかった、こんなにつらいことてんこ盛り、 たいへんだったねええ、と毎日おぼろちゃんかわいそう、、、 というなかで、 こんなに甘いお話を読ませていただけると、白川編今はつらいけど 大丈夫、このあとあまいあまい未来が待ってるぞ! と安心して読み進められます。 紅葉がきれいなのはうれしいのですが、寒さも厳しくなって まいりましたので、どうぞかおる様、無理なさらず。 たとえ、更新がSTOPしても、まだまだ京都編からもう一度 読み直すターンを繰り返してお待ちしますので、 くれぐれもご無理のないようにお願いします。 もう一度読み直すターンはカクヨムさんとふじょさん、 両方読み直すことができるので、当分大丈夫です! いつもありがとうございます。 かおる様にチョコレートを一年分とか送りたいです。 方法があったらぜひ教えてください!

2019.11.19 12:06

h2otiyo

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かおる様 ありがとうございます。 とてもとてもうれしいです。 言葉がでてきませんが、短いお話もこれから書いていただけると 楽しみが増えます。 今はふじょさんの神戸編とカクヨムさんの白川編の更新を 毎日楽しみにしながら、カクヨムさんで京都編から順に 再読をしています。 こんな可愛らしいお話がときどき書いていただけたら もう天にも昇る気持ちです。 うまく気持ちを文字にできませんが、 寒くなってきたのでどうぞお身体お大事になさってください。 ほんとうにありがとうございました。

2019.11.08 08:38

h2otiyo

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