12.金髪眉黒

 嫌いだったものが好きになることってありますよね。  食べ物に関しては多すぎるので除くとして、それ以外のことでも割と好みが変わることって多いと思います。  僕が昔嫌いだったのは、金髪なのに眉毛だけ黒のままの人。金髪に染めること自体綺麗にならないことの方が多いのに、眉毛のアンバランスさがその人を不自然にしていると思っていたんです。  そんなわけで町行く金髪眉黒を見てはがっかりし続けていたんですが、何度も何度も発見するうちにですね、何と言うか目が慣れてきてしまって、そのうちに金髪で眉毛もきちんと金色に整えている人を見ると「違うか……」って思うようんなったんです。それで、「あれっ?おかしいな?」と。「眉黒じゃないほうがいいはずなのに何だか物足りないぞ」と思う様になってしまったわけです。  僕は不完全で処理の甘い物を毛嫌いしていたつもりが、どうやらその歪さに惹かれてしまうようになっていたわけです。  金髪黒眉なのに堂々としている強さと、憧れの金髪へ近づき、逆に完璧な美しさとは離れてしまった歪さを好ましく思う様になったのです。少し言葉が過ぎましたね。  逆に未だに好きになれないのがメガネ。  メガネの角ばったイメージがどうも頭を離れなくて、魅力的には見えないんですよね。  ラーメン食べる時とか隣で可愛い子のメガネが曇っていたら嫌じゃないですか。  それにキスするときとか絶対邪魔じゃないですか。……別にしないけど。  なんかただのフェチズムの話になっちゃったので終わります。  

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この作品の評価

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なんか風変わりな友達のおしゃべりを聞いているみたいな、不思議な感覚の文体が好き。

2019.06.11 19:34

リトル & とりぃ

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