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やがてイタフキノニイミヤでのイルカ暗殺を画策することになるナカチコ(鎌足)は、ミン法師の学問堂でカガミのヒメギミに出会う。カガミのヒメギミは、オニノミカタと呼ばれる異能の少女だった。宮廷皇子ナカノオオエ、大臣イルカはそれぞれの想いでナカチコに心を寄せ、ヒメギミの東国軍族同盟計画、ミン法師の大陸人二千人移民計画が展開する中、いよいよ時は、日本史上「乙巳の変」と呼ばれているイルカ暗殺へと収束していく。
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西暦2021年、シュメール文明遺跡の発掘現場にて物語は始まる。 そこで発掘されたのは、超古代文明の産物とされ、世界の軍事バランスを一変させるという『現生人類未到達技術』が記された粘土板・・・『タブレット』。 タブレットの謎に挑む日本人考古学者を狙う、世界の軍事大国と巨大宗教勢力。 そこへ魔術を駆使するタブレットの守護者『ディア・マギア』を称する謎の美少女が現れ、激しい争奪戦が開幕する。
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八世紀後半の吐蕃王国。摂政ナナム・マシャン・ドムパ・キェの末弟、ゲルツェン・ラナンは、家督争いを避けるため、母の田舎の屋敷に匿われて成人した。優しい母や家来たちに傅かれ、なんの不満もなく暮らしていたラナンだが、マシャンが失踪したことから、三番目の兄ティ・スムジェによって家長に祭り上げられてしまう。いきなり最高位の大臣となり戸惑うラナンに手を差しのべたのは、マシャンの親友タクラ・ルコンだった。
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数百万年の時を越え 地球最強のサイボーグ兵士が目覚めた時 人類の文明は衰退し 地上は、魔法と古代文明が入り混じる ファンタジー世界へと変容していた。 新たなる世界で、兵士は 冒険者を目指す一人の少女と出会い 再び人類の守り手として歩き出す。 そして世界の真実が解き明かされる時 人類の運命の歯車は 再び大きく動き始める...
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倭国大乱。 豫国(四国)で巫女の見習いをしていた少女ナルは、春迎えの夜、倭国王子の使節団と遭遇する。彼らは、倭国の大乱を治めるため、東の超大国である豫国の巫女を求めてきたのだった。 ※西暦190年頃を舞台にしています。
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〈山護り人〉とも呼ばれる山主を迎え招き、秋の収穫が終わる頃まで暮らしの世話をする『花迎え』に選ばれた娘、香乃の物語。 ───古代、 『春は山の神さまが「御田植えの神」になるため里に降りてくる。 そして山の神さまは山から降りて来る途中、桜に宿る……』 そんな信仰があったようです。
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未来もなく、今もなく、過去ですらなかった。彼は存在しなかった。存在しない彼に、優しくしてくれたのは、だれ?
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「風羽矢は、俺が殺すーーーそうすることで、俺はあいつを許してやれる」 双子のように育った少年達の運命は、世にも美しい白鹿に出会って動き始めるーーー 孤児の稚武(わかたけ)と風羽矢(かざはや)は、泊瀬(はつせ)の里で双子のように育った。 十四の春、都から訪れた男が稚武に告げた。あなたは皇の血を継ぐ少年だと。
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拙著『El Pirata Del Grimorio ~魔導書の海賊~』 のスピンオフ中編小説。 舞台は遥か遡ること古代イスカンドリア帝国の時代。 本編作中に登場する〝プロフェシア(預言)教〟の開祖、〝はじまりの預言者〟と呼ばれるイェホシア・ガリールが苦悩の末、人々の救済者となるまでを描きます。 ※注) 本作は架空の宗教とその指導者を描いたものであり、実在するすべての人物、団体等とは異なります。